2015年7月27日号目次
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PROLOGUE
米スタンフォード大学があるシリコンバレーの中核都市、パロアルト。ここに本社を構える電気自動車の米Tesla Motors(テスラモーターズ)に4月30日、安倍晋三首相が顔を見せた。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が運転する最新型の電気自動車に同乗すると、こう言った。
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PART 1
なぜ聖地を目指すのか
海外での生活に臆することなく、シリコンバレーの深部へと浸透していく日本人がいる。その方法論、あるいは気合いや熱意は、かつての日本企業の進出とは一線を画する。「シリコンバレー×日本」の新時代を切り拓こうと孤軍奮闘する“サムライ”を追った。
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COLUMN
サムライたちの挑戦は新たな潮流で異例と言える。日本企業の進出に沸くシリコンバレーだが、多くは事務所や米子会社を構え、駐在員を置き、独自に市場開拓や提携を模索するといった、従来型の進出を続けている。
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PART 2
常識の真逆たれ
シリコンバレー進出をした日本企業のほとんどが、事務所や米子会社を構え駐在員を置く。落とし穴にはまらず、成果を残すにはどうすればよいのか。現地でもツワモノと名が知られる駐在員たちが、失敗しない掟を明かす。
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PART 3
日本に期待すること
「オープンイノベーション」という文化が根付くシリコンバレーの企業。グーグルのような大手であっても、日本企業との協業に前向きだ。迎える側の米国企業は、日本企業に何を期待しているのか。
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PART 4
シリコンバレー攻略ガイド
数日間の視察に行くだけでも戦略を持って挑めば、日本への「お土産」は多くなる。例えば、食事は投資家や企業家に会う可能性が高いレストランやカフェで。提携を模索するなら日本志向の有望ベンチャーへ。そのガイド。
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EPILOGUE
シリコンバレーからまた1社、フェイスブック級の大物が出現しつつある。その名はUber(ウーバー)。破壊的な威力を持つサービスが、世界中で軋轢と摩擦を生んでいる。