2018年7月30日号
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PROLOGUE
「日本のエンジン」に迫る危機
日本経済の心臓部、東京──。2年後、ここに世界の耳目が集まる。2020年7月に開幕する東京五輪・パラリンピックだ。世界最大のスポーツの祭典を目当てに、世界中から延べ1000万人もの人が集まる。
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PART 1
企業も参画、最高の「快適都市」を作れ
あのグーグルも欲しがる路地裏の段差マップ、路面温度が10度も低くなる舗装用遮熱塗料……。街中のバリアや真夏の灼熱地獄など、東京の課題解決に向け、大手から中小企業まで動き始めた。
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PART 2
“廃墟”再生の秘密目標は五輪にあらず
「襲われても仕方ない場所」が若者に人気の成長エリアに変貌。10万人を超える雇用を生んだ。都市力の向上につなげたロンドン五輪。大会後、負の遺産に苦しむ他の大会との違いはどこにあったのか。
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PART 3
都市の魅力向上へ 東京に何が必要か
ポスト五輪を見据え、東京の都市としての魅力をどう高め、人が集まる街にするか。各界の有識者5人に独自の視点で、提言してもらった。
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EPILOGUE
「成熟都市」を作るため 五輪を機に真の協業を
人材サービスのパソナグループが新事業を始める。日本初の全国を網羅するボランティアのデータベース構築だ。カレンダーに全国のイベントを掲示し、ボランティアを募集。登録者が申し込めば、マッチングが成立する。