2016年7月11日号
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PART1
欲望が生んだ美の巨人アラガン
美容整形は「女性のもの」というイメージが強いが、米国では男性にも広がりつつある。しわ取り薬「ボトックス」で名高い製薬大手アラガンは、美容医療の巨人として市場に君臨。人間は見た目より中身──。親にはそう教わってきたが、現実は必ずしもそうではない。
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PART2
サプリも医療も抗老化が成長市場
老いに抗いたいという人類普遍の欲求は、日本でも高まっている。男性でも若さを求めて薄毛治療やホルモン注射、美容医療などに挑戦する人たちが登場。昨年には機能性表示食品制度も始まり、「抗老化」への不可逆的な動きが始まった。
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PART3
IT長者も巨額資金、「不老薬」は近い?
長寿物質の臨床研究が日米で計画されるなど、「抗老化」研究は長足の進歩を遂げる。成長性に気付いた起業家も続々と参戦、それぞれのアプローチで「不老」を目指す。鉄郎が求めたのは永遠に動く機械の体だが、生命の寿命そのものが延びるかもしれない。
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PART4
ロボット腕(アーム)は思った以上によく動く
老化メカニズムの解明とともに進むのは、「機械」を活用した機能の復活や強化だ。その先には、「銀河鉄道999」に登場する機械人間のように永遠の命が手に入るのか。人間の意思を機械のパーツにどう伝えるか──。最先端の研究を覗いてみよう。
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PART5
人類は未来を見たいから長生きしたい
「永遠の命…すばらしい機械の体」 「限りある命…ぼくのこの体…」 不老不死となる機械の体を求めて、メーテルと一緒に旅に出た鉄郎。目的地である機械の体をタダでもらえるという惑星大アンドロメダに着く直前、手渡された機械の体のカタログを見た鉄郎は、ちゅうちょする。