2018年7月9日号
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PART 1
私のリーダーシップ論
昔ね、ずっと長くトップを務めてこられた経営者がいましてね。そこの社員は大卒ならだいたい23歳で入社して、当時の定年年齢の55歳で退職する。ところが、トップがずっと変わらないものだから、新入社員の辞令も定年の辞令も同じ人なんてことになるわけですよ。ああ、自分はそんなことをやってはいけないな、と考えておったんですが……(笑)。
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PART 2
私欲に流されない 老害を防ぐ3つの仕組み
PART1で見た3人のカリスマ経営者に共通するのは、経営に対する強い自負心だろう。常に会社のことを自分事として捉え、次の一手を考える。私欲に流されない覚悟が見て取れる。だが、人は弱いもの。手にした権力は手放したくない。そんな老害と決別する仕組みの作り方がある。
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データで見る日本の社長
「60歳以上」かつ「任期5年未満」なら黄信号
日本の社長の特徴は「高齢」かつ「任期が短い」。しかも60歳以上で任期5年未満の上場企業の社長はROE(自己資本利益率)が低いことも分かった。
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PART 3
後は任せた! 新たな挑戦が道拓く
社長の地位をあっさり譲り、自分は新たな挑戦を始める。勢いのある企業の経営者で、そんなケースが増えている。社長は出世競争の終着駅という牧歌的な時代は終わりを告げようとしている。