2018年6月11日号
-
PROLOGUE
個人起点の新経営モデル
4期連続最高益でROEは19.3%。ディスコは隠れた高収益・高効率企業だ。個人単位で仕事の収支を明確に見せる独自の「ウィル経営」がその原動力。京セラの「アメーバ経営」をも超える、新たな経営モデルになるだろうか。
-
PART 1
やる気に火がついた 6人の実録
社内通貨「ウィル」で仕事をやり取りするディスコ。この会社には、命令でやらされる仕事はほぼない。代わりに必要なのは、自分で仕事を探すやる気とそれをやり遂げる力。頑張るほど報酬が増える仕組みの下で、やる気に火がついた6人の社員の実録。
-
PART 2
自由と責任で考える社員を作る
仕事は命令ではなく、社員が自発的に入札で請け負う。命令と統制で社員を動かす日本企業の仕組みが逆に効率を損なうという。外の自由市場と同じ競争と責任の仕組みを社内に持ち込んで人を動かす。
-
INTERVIEW
社長の仕事は楽になった
社内通貨、対戦式のカイゼン活動、社員から投資を募る仕組み──。唯一無二のディスコ流経営手法を編み出し、進化させてきた。狙いは社員に「考えさせる」こと。考える集団が会社を強くする。