2016年5月23日号
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PART1
「データ取引所」実現へ動く
あらゆるデータを自由に売買する「東京データ取引所」が現実味を帯びてきた。データ流通によって新製品、新サービスが続々と生まれ、競争原理はがらりと変わる。「データ資本主義」の思想にシフトできない企業は淘汰される。
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PART2
「調達データ」でビジネスを創る方法
あらゆるデータを入手できるようになり、新ビジネス創出の可能性が広がってきた。だが、ただ闇雲にデータを調達するのは間違い。まずはビジネスモデルを思い描く必要がある。先駆者たちの実例から、新時代にビジネスを創る方法を学ぶ。
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シリコンバレー現地リポート
IoTベンチャー続々、狙うは次のグーグル
データがカネを生む。それを世に知らしめたのは米グーグルだ。検索キーワードから消費者の興味や関心事を可視化し、特定の消費者に出す「キーワード広告」を生み出した。2015年、広告だけで売上高673億9000万ドル(約7兆3000億円)を稼いでいる。
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PART3
自己変革こそIoTの要
「閉鎖」することで高収益を維持してきたファナックの“変身”が、IoT時代を象徴する。「うちの会社には関係ない」と思うなかれ。あらゆる産業がデータによって変わる。世界中で覇権争いが勃発する中、データ資本主義の世界で生き残るすべとは。