2018年5月21日号
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PART 1
政府に踊らされるEVメーカー
日本車メーカーが中国市場でEVやPHVの販売拡大を目指している。だが、市場はこのまま右肩上がりで伸び続けるのか。現地を取材すると「バブル崩壊」の予兆が見えてきた。
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PART 2
恥も外聞も捨てた欧米の戦略
EVバブルが崩壊した場合を想定し、すでに欧米メーカーは準備を始めている。カギを握るのが「捨てるところは捨てる」戦略だ。
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COLUMN
勝負を決める3つの要素 ガソリン vs EV vs FCV
エンジン車はいつまで生き残るのか。はたまた新エネルギー車の中で大きな市場を勝ち取るのはどのパワートレインなのか。企業の経営判断に大きな影響を及ぼすだけにぜひ知っておきたいところだ。そこで、現時点で最大の市場を持つ「エンジン車」、多くの自動車メーカーが市場投入を急ぐ「EV(電気自動車)」、いまだ普及はしていないものの次世代新エネルギー車として注目されつつある「FCV(燃料電池車)」に焦点を絞り、どのパワートレインに競争力があるかを「コスト」「使い勝手」「CO2(二酸化炭素)」の3要素でひもといた。
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PART 3
欧米中の「雷神」に日本の「風神」は勝てるか
トップダウンを得意とする欧米中の戦略に日本が勝つには、同じやり方ではダメだ。相手にはない自身の強みを生かした方が勝算はある。トヨタ自動車は、その本質に気づいた。