2018年5月14日号
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PART 1
急増する極端な消費者
服やペットまでシェア、冠婚葬祭まで時短、寂しくないお一人様向け居酒屋……。ここ数年、注目を集めてきた新しい消費の流れが一段と“過激化”している。そこに共通するのは「消費はしたいが面倒くさいのは嫌」という極端なまでの姿勢だ。
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PART 2
何でもいい 面倒を探し出せ!
市場の成熟が進む中、ヒット商品開発のための多くの手法が色あせてきた。だが「面倒がる消費者」が今後主流になるなら、ヒット商品開発は難行苦行ではなくなる。本誌が提唱する新ヒットの方程式は単純明快。何でもいい、隠れた面倒を探し出せ──だ。
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PART 3
やがて経済縮小? 格差拡大も加速か
今後どんな時代になろうとも「消費者の面倒」はヒット開発の大きなヒントになる。だが面倒解消ビジネスが市場を拡大していくと、経済に悪影響を与えかねない。社会の格差が広がり、健全とは言えない世界が生まれる可能性もある。