2017年5月8日号
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PART 1
「日本人には顧客を奪う技術がない」
新興国のインフラなど重要な国際競争入札で、日本勢が敗退する事例が増えている。背景にあるのは、競合相手を蹴落としてでも商売をものにする戦術の欠如だ。品質の差が縮まる中、“喧嘩下手”になった日本企業は、今後ますます苦戦しかねない。
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PART 2
日本企業が喧嘩の仕方を忘れた理由
日本企業が顧客の奪い合いに弱くなった背景には、国内産業における序列の固定化がある。激しいシェア争いをする機会が減った結果、競合相手と喧嘩する意欲と技術がなくなった。だが、成熟社会を生きるには、顧客を奪い取る技術を磨き直すことが欠かせない。
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PART 3
7人の侍社長に学ぶ 企業間喧嘩術
競合企業と喧嘩をしてでも顧客を奪う姿勢を持つ経営者は、日本にも残っている。顧客への密着から環境の武器化まで、その戦い方は喧嘩の5法則と極めて整合的だ。7人の侍社長に、企業間競争における正しい喧嘩のやり方を学ぶ。