2017年5月1日号
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PART1
「忖度」する社会がキレる老人を生む
地域社会で高齢者が数々のトラブルを引き起こし、社会保障費は増大の一途をたどる。「団塊の世代」がすべて後期高齢者になる2025年、悪夢のシナリオも現実味を帯びる。
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DATA編
世代間不公平への不満続出
「しわ寄せは若い世代に」──。本誌が実施した調査から、若い世代ほど高齢者の待遇に不満を抱えていることが明確に数字に表れた。高齢層自身からも「若者世代は大変だと思う」と同情する声も上がった。
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PART2
高齢者優遇の是正へ、社会の「原則」を変える
小泉進次郎氏ら自民党の若手議員が、社会保障改革を大胆に提言した。高齢者に忖度し、決断できない政治をどう変えるのか。中心メンバーが激論を交わす。
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PART3
現場発の正論・暴論 社会を変えるこの一手
高齢者に忖度はしない。世代間の不公平感は、対立ではなく建設的な議論や行動で乗り越える──。こんな思いを抱き、主婦から経営者まで、“現役世代”が行動を起こし始めている。
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PART4
「逝き方」にも個性あり 世代つなぐ死生観磨く
世代間の不公平を解消しようと、高齢者たちも行動を起こし始めた。「2025年問題」はリスクでもあり、日本人の「死生観」を変えるチャンスでもある。