2017年4月3日号
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prologue
こんな産業、他にはない!
人気アイドルは数ある仕事の中でも、最も国民に顔を知られている職業の一つだ。一方で、産業の仕組みやそのシステムは、ほとんど知られていない。市場規模は小さい。だがその付加価値と効率性の高さは他産業の群を抜く。
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PART 1
家電産業が学ぶべき3教訓
嗜好の細分化からデジタル化まで様々な環境変化を乗り越えてきたアイドル産業。それを可能にしたのは、想像以上に作り込まれた独自の経営システムだ。そこには、凋落を続けた日本の家電産業が学ぶべき3つの教訓がある。
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PART 2
金融産業が知るべき3戦術
アイドル産業は、他の産業ではまず見られないきめ細かい顧客管理も実践している。双方向の対話やタイムリーな情報対話までやっていることは一見、当たり前のこと。だが、アイドル産業のそれは、レベルが違う。
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PART 3
なんといったってアイドル
市場の成熟が進む中、ますます重要になる新興国市場で苦戦する傾向にある日本企業。劣勢を覆す最も単純な方法は、アイドルを使った広告宣伝戦略を展開することだ。手付かずの新興国ほど、タレントマーケティングは強力な威力を発揮する。
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epilogue
小さな産業にこそ起死回生のヒントがある
規模が小さい産業には大規模産業にはない危機感がある。だからイノベーションが生まれやすい。その典型がアイドル産業で、AKB48グループ総合プロデューサー秋元康氏も、革新を起こし続けてきた。あなたの会社が必要としているヒントは、小さな産業にこそ転がっている。