2017年3月20日号
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PART1
地方から光奪う ブラックホール東京
東京が成長すれば、地方、そして日本全体が豊かになる。そんな東京発トリクルダウンは幻想でしかない。東京と地方の分断が進む中、元気なのは小さな商圏で勝負するローカル企業だ。
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PART2
東京の経済成長 マイナスの衝撃
東京と地方経済分断の背景にあるのは、東京の成長停滞だった。サービス産業化が進む中、過当競争と金融停滞が首都をさいなむ。大企業の成長も大きく落ち込み、牽引力は望むべくもない。
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PART3
地方「独立宣言」 依存から自活へ
もう東京に依存しない。地方が自活の道を選び始めている。内在するヒト、モノ、カネをうまく使い、独自の生態系を築きつつある。東京はどう再成長を遂げるのか。国際金融都市の機能を磨くべきだ。
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PART4
東京ならではの 価値を創造する
東京の成長に陰りが見える中、それでもニューリーダーは日本の牽引役にこだわる。念頭にあるのは、ヒト・モノ・カネを地方から吸い上げる従来モデルではない。金融とものづくりの育成。そんな新しい価値で世界に打って出る。