2017年3月13日号
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PART1
認知症の増加にきしむ社会
認知症の患者が起こす事件が日本全国で多発している。責任能力がない人の増加に、正対して取り組む時が来ている。
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PART2
認知症のこと、知っていますか
認知症になると何も分からなくなり、時には危険な存在となる──。そう思っているなら、誤解であり偏見だ。親のため、自分のため、組織のため、病について知っておくこと。そして「そのとき」が来ても慌てないことが欠かせない。
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PART3
共生社会の構築へ
認知症が社会問題化する中、地域や職場で患者を支える仕組みが整い始めた。全てのステークホルダーが「できること」をすれば、道は開ける。
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PART4
技術で「未来」を変える
認知症患者の増加を少しでも抑えるにはどうすればいいのか。この根本的な問題に「技術」で立ち向かう企業がここ数年、相次ぎ登場している。
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提言
認知症に負けるな
認知症と診断されても働ける人はたくさんいる。若年者に限らずシニア世代でも、「社会とつながっていたい」「人の役に立ちたい」と意欲を燃やす当事者は多い。だが、周囲の理解が不十分な場合が少なくないのが現実だ。