2018年3月12日号
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PART1
日本は給料後進国
先進国、日本の給料はアジアでトップ。もはやそれは幻想にすぎない。硬直化した賃金制度を続ければ、成長著しいアジア諸国の後塵を拝する日も近い。
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PART2
賃金低迷のカラクリ
日本は人手不足に悩んでいるはずなのに、なぜ賃金が上がらないのか。利益分配の変化、労使の安定志向に加え、働き方改革という思わぬ伏兵も。
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PART3
あの会社の給料はもっと上げられる
会社の実力からいって、どのくらいの賃上げする力があるのか──。日本を代表する企業を対象に本誌が独自試算した。
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PART4
給料革命で人材確保
一人ひとり違う初任給、転職市場での価値で決まる給料……。独自の取り組みが広がる。硬直的な賃金体系では競争に勝てない。それに気づいた企業は給料革命を始めている。
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PART5
分配の仕組み再構築
1955年に始まった「春闘」。労働者の賃金を決める仕組みは制度疲労を起こしている。高度成長、人口増を前提にした制度は限界を迎え、新たな分配の仕組みが必要だ。