2017年3月6日号
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PART1
国鉄モデル引きずり 今もドル箱路線頼み
JR各社の経営には国鉄時代の発想が色濃く残る。自ら需要を創出して稼ぐ経営には、ほど遠い。
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PART2
九州が示すJRの活路 危機感を稼ぐ力に
昨年10月、本州3社に遅れること約20年で上場を果たしたJR九州。会社の存亡をかけて非鉄道事業に挑み続けた歴史から、JR各社が学ぶものは多い。
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INTERVIEW
努力と幸運のリニア 個性を磨き続ける
国鉄の分割民営化からJR東海の経営まで主導し続けた葛西敬之名誉会長。各社の成果を挙げながらも、JR北海道の経営には厳しい評価も示した。
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斜陽産業にはさせない
1987年、国鉄の分割民営化でJR各社が誕生して以降、採用された人材が50歳を超え、経営の中枢を担い始めた。相次ぎ取締役や執行役員に就任した彼ら「JR生え抜き組」が描く各社、そしてJRグループの未来とは。
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PART3
強くないと守れない 異業種と連携を
JR東海は地元の熱意に応え、6年半ぶりに赤字の名松線を復旧した。日本の交通インフラの崩壊を防ぐためにも、新たな収益モデルの構築が急務だ。
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編集長インタビュー
30年先見据え地域と共生
JR発足後、最大の犠牲者を出した福知山線の脱線事故から12年。安全対策への投資に力を入れ続け、事故の教訓を社内に根付かせてきた。事業エリアの人口が減少する中、地域と向き合う経営を目指す。