2017年2月27日号
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PROLOGUE
省ではない、日本の未来考える時代
「我々は日本全体を考えるポジションにいる」。経産事務次官となって2年目の菅原郁郎はそう言う。活躍の舞台は広がっている。が、顔つきはいまいちさえない。なぜなのか。
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EVIDENCE
日本の頭脳が犯した4つのエラー
打席ではバットを構えず、守備もザル。時に大事な判断を誤ってしまう。日本という広きフィールドで失策を重ねる、チーム経産省の問題点を探る。
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INTERVIEW
第4次産業革命に介入する
起死回生の逆転を図ろうと経産省が動く。自動運転やAIなど次世代産業に望みを託す。大臣インタビューから見えてきたのは「民間介入」への意欲。具体策はあるのか。
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EPILOGUE
したたかに敵を巻き込め
テリトリーを侵食する経産省に対し、他の省庁や民間の風当たりは強い。高圧的に押し付けても反発が起きるだけ。大局を示し、仲間を増やすアプローチが解となる。