2016年2月22日号
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PART1
変わらぬ悪弊、手口巧妙に
顧客への背信行為である不動産業界の悪習、「囲い込み」に自民党のメスが入った。嘘をつかせないよう、業界共通の物件システムで商談状況が確認できるように変更させた。体質は表向き改まったが実態は変わらない。巧妙に隠蔽し、悪弊の温存を図るやからがいる。
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住宅購入「困った!」すごろく
ゴールまで続く想定外 おかしな商慣習が背景に
夢のマイホームを買おう。新築戸建て、分譲マンション、中古住宅…。選択肢は様々だが、どれにしても「困りごと」だらけ。建て売りの新築戸建てを例に取って、どんな問題にぶつかるのかを挙げてみた。
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PART2
築20年で価値ゼロ 三位一体の罪
国民の住宅資産から累計500兆円が消失していることが明らかになった。築20年で木造住宅の資産価値はゼロなど、不条理な不動産業界の慣習が根底にある。国民に余分な負担を強いる新築偏重の構図を、これ以上続けることは許されない。
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PART3
デジタル革命で古い慣習を破壊
旧態依然とした不動産業界に、デジタル革命が広がっている。IT(情報技術)を駆使して情報の偏りや不透明な取引慣行にメスを入れる。既存業界との軋轢を生む異端者たちの挑戦はいずれ奔流になる。
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PART4
家の“長寿化”へ政策転換
「外の気温は2度だけど、家の中は20度近くある。暖房を全く使っていないのにこれですよ」