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テックトレンド

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米国発、非接触の新日常 新興企業が次々に新しい提案
コロナ禍に伴う「ステイホーム」などにより、米国の日常生活は大きく変わった。仕事や学習、健康管理、娯楽、買い物など、ほぼすべてを自宅で済ますようになった。新興企業を中心に、こうした米国の新日常を支える技術の提案が盛んになっ…
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受付に券売機、エレベーター……「触らず操作」で感染リスク低減
コロナ禍の収束が見えない中、商業施設などで「非接触操作」を導入する動きが広がっている。AI、静電容量、赤外線……。「触らず」に操作する技術を実現しようと各社は工夫を凝らす。触らない操作で感染リスクを低減する技術革新は、ニ…
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脱ハンコ、広がるデジタル契約 「電子サイン」と「電子署名」を使い分け
コロナ禍はデジタル化のための好機だ。これまで紙の契約が多かった国内企業で電子契約の導入が進んでいる。実効性の高い電子契約導入のポイントを解説する。
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レドックスフロー電池 長寿で安全、再エネの貯蔵庫に
再生可能エネルギーが台頭する中、電力を出し入れする据え置き型蓄電池の重要性が高まっている。そのなかでも期待が集まるのが、日本で約40年前から開発されている大型の「レドックスフロー電池」だ。住友電気工業のほか、関連スタート…
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新材料、個性キラリ 超撥水性も実現する
材料開発は長期的な取り組みができる日本の得意分野だ。構造や補強材(フィラー)の入れ方を、分子レベルで改良する知見が最近の原動力だ。時間を短縮するため、コンピューターによるシミュレーションと人工知能(AI)を利用する試みも…
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害虫の天敵、テントウムシやダニが「生きる農薬」に
テントウムシやカメムシ、ダニの一種などを活用して農産物の害虫を駆除する「生物農薬」への注目が高まっている。従来の化学合成農薬は環境への影響が懸念され、効きにくくなる耐性・抵抗性の課題もあるからだ。生物だけに管理の難しさが…
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広がる建設スタートアップ AI、VRが建設現場を変える
新型コロナウイルスへの対応で今まで以上に変革を迫られている建設業界。業界を変えるキープレーヤーとして存在感を増しているのが、先端技術を携えたスタートアップだ。AI技術で建設現場の作業者の活動状況を細かく把握するなど新たな…
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コロナ禍で冷蔵・冷凍に脚光 食品を適温で「おいしく」保存
コロナ禍による中食シフトにより、宅配や家庭で食品の鮮度やおいしさを維持する冷蔵・冷凍技術が注目されている。適切な温度で保存できれば作業効率の向上や消費電力の削減につながり、保存期間を長くすることも可能に。廃棄せざるを得な…
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銀行・中核システム、クラウドに 2段構えでデジタル変革
銀行の中核をなす勘定系システムにデジタル変革の波が押し寄せている。重厚長大からの脱却で鍵を握るのが、クラウドなど最新ITの活用だ。メガバンクも新技術の活用に乗り出している。
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低糖質で「コロナ太り」を防ぐ 調理家電の新たな価値
新型コロナウイルスの流行が長引き、在宅勤務や外出自粛が続く中で「コロナ太り」が懸念されている。運動不足が慢性化する中、家庭での食事を中心に食生活の見直しを図る人も多いのではないか。改めて注目されているのが、お米やパンなど…
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音の世界、2次元から3次元へ カジュアル3Dオーディオがけん引
2次元から3次元に、電子機器で再生される音の世界が今、大きく変わろうとしている。けん引役は、少ないスピーカーで立体的な音を響かせる「カジュアル3Dオーディオ」だ。既にスマートフォンやタブレット端末、テレビなどが対応し、オ…
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店舗やオフィスで「3密」回避 人の動きを可視化し分析
新型コロナウイルスの感染者が再び増えるなか、いわゆる「3密」を回避する技術の導入事例が増えている。店舗や職場、交通機関で人の動きを可視化し「安心・安全」が担保されれば、経済の動きも活発化しやすい。マーケティングや業務効率…
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建築材料、コラボで進化 新素材で限界突破
建築の構造部材に使われる鉄や木、鉄筋コンクリートが驚くべき進化を遂げつつある。建設会社や素材メーカー、研究機関がタッグを組んで、開発や適用を進めている。異なった素材とのかけ合わせや解析技術の駆使によって、古典的な建築材料…
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ロボット、センサー、AI…… 保育現場にもDXの波
これまで「アナログ優勢」だった保育の現場で、デジタルツールを導入する動きが広がっている。家庭用ロボットの導入や昼寝中の事故を防ぐ見守りテック、業務のICT化などシーンは様々だ。選考作業に人工知能(AI)を活用するなど、デ…
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アグリテックが農業を救う IoTで収穫量を拡大、味高める
先進ITで農業を進化させる「アグリテック」が多方面で進行中だ。農業機械メーカー、食品会社、ITベンダー、ロボットベンチャーなどが参入。それぞれアイデアを具現化し、効果を上げている。
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EVがエネルギーインフラに 家庭の電力を有効活用
世界中の自動車メーカーが相次いで電気自動車(EV)の量産モデルを発表している。走行性能や環境性能に注目が集まるが、搭載する蓄電池をうまく活用することで新たなエネルギーインフラにもなる。高容量の蓄電池を生かし、効率的に家庭…
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水をあふれさせる「流域治水」、浸水対策に遊水地など活用
ダムや堤防の整備を進めても、相変わらず豪雨による浸水被害が多発している。洪水を河道内に抑え込む従来の対策だけでは、効果に限界が見えてきた。国や流域の自治体が協力して水を計画的にあふれさせる「流域治水」に注目が集まる。
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コンサートにお笑い、スポーツ……リアルを超えるライブ配信
新型コロナウイルスの感染拡大は、観客動員を前提とするエンターテインメント業界にも打撃を与えた。公演が中止や延期を余儀なくされるなかで、生命線はインターネット上でのライブ配信だ。妥協の産物に終わらせず、いかにリアルを超える…
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ARで製造管理、3Dで軌道計測
AR(拡張現実感)、3D測定などの最新技術を鉄道に取り入れる試みが幅広く進む。もともと多様な技術の集大成として構成される鉄道は、異分野の技術を受け入れる余地がある。安全性、快適性を高める3つの取り組みを紹介する。
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回線切り替え簡単な「eSIM」 通信サービス競争の起爆剤に
スマートフォンでSIMカードを差し替えずに回線事業者や電話番号を切り替えられるeSIM。対応するスマホやIoT機器が増え、大手通信事業者の寡占に風穴を開けるのに一役買っている。小型チップや完全仮想化技術の登場で、IoT機…