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テックトレンド

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団地再生ビジネス 迫る老朽化、「民」の力で郊外救う
全国の団地の約半数が築40年を超え、老朽化が深刻さを増している。これまで長寿命化の技術開発などによって、団地再生の促進策が打たれてきた。郊外居住のイメージが変わるコロナ禍において、大企業も次々と団地再生ビジネスに参入して…
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パン耳のビール、野菜くずの菓子 廃棄食材、「エシカル」に再利用
食品の製造工程で廃棄されていた残さを再活用する「アップサイクル」が食品業界で広がりつつある。パン耳や野菜くずなど、かつては「ごみ」になっていたものが別の食品として生まれ変わっている。年間約600万トンあるとされる国内の食…
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「ガンプラ」工場、自動搬送車が支える
工場の自動搬送車(AGV)が進化している。企業や工場の状況・課題に応じた柔軟な運用を実現しやすくなってきた。生産増が続く「ガンプラ」工場などの事例を紹介する。
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家電量販店の次はスーパー 電子棚札に普及の「第2波」
家電量販店など小売事業者を中心に、柔軟に表示内容を変えられる電子棚札を活用する動きが広がっている。普及の背景にあるのは、消費者には少し地味に見えるかもしれない技術革新。活用方法の提案合戦が、電子棚札システムの提供事業者の…
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ダムの自動化施工 建設生産システムが現場を変える
多種かつ多数の重機を自律運転で動かして大型の土木構造物を建設する──。「A4CSEL(クワッドアクセル)」は鹿島が生み出した自動化機械で工事現場を切り回す建設生産システムだ。秋田県の成瀬ダムの現場から類例のない技術の裏側…
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さらば紙、教育現場こそDX 「端末1人1台時代」の新潮流
全国の小中学校で1人1端末の環境が整えられつつあり、それらを活用した授業が増えてきた。ただ、主体的に学ぶアクティブラーニングや生徒ごとに最適化した授業も求められ、教員の負担は増す一方だ。現場の負担をできるだけ減らし、なお…
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DXの内製化 ゼロから組織、最初の1人が鍵
システム開発を自ら手掛ける「内製力」の強化に取り組む企業が増えている。DX(デジタルトランスフォーメーション)を競争力の源泉と捉え、ITエンジニア集団を組織して開発に挑む。内製化組織へと変貌を遂げた先進企業から、内製の極…
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ファナック、安川電機が狙う成長分野 賢くて安全、「人協働ロボット」
安全柵で囲われることなく、人間と並んで働く人協働ロボットが脚光を浴びている。きっかけはコロナ禍での「3密回避」。深刻さを増す人手不足の切り札としても期待を集める。従来の産業用ロボットと比べて、軽量で操作も簡単とあって、導…
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自動車の新しい“安心・安全” 車にサイバーセキュリティー
2022年から欧州や日本などで自動車のサイバーセキュリティー対策が義務化される。自動車の“安心・安全”はこれまで自動ブレーキなどの「セーフティー」が中心だった。半導体やソフトウエアを満載する次世代車は、新たな競争軸として…
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データで救う高齢者の命 不慮の事故、AIがリスク先読み
加齢とともに、それまで当たり前だった日常生活における行為が時に危険へと変わりかねなくなる。誤嚥性肺炎や転倒・転落など死因としても上位に入り、重い後遺症となるリスクをどう回避するか。日常的なデータを学習・分析することで不慮…
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アスリートの「脳」を分析 選手の心センシングで可視化
アスリートの世界で注目されているのが「脳」の働きだ。瞬時の状況判断、強靭(きょうじん)なメンタルなどはいかに生み出されるのか。テクノロジーの進化が、この未解明領域の謎を明らかにしつつある。
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進化するサイネージ 「効果が見える」広告メディアに
新型コロナウイルスの感染が落ち着きを見せるなか、サイネージ広告への注目が高まっている。外出自粛中に広まったネット広告のように、実世界でも広告効果を明瞭にする需要が高まっているためだ。単に看板を電子化するのではなく、データ…
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体をデータ分析 AIでケガ、病気を防ぐ
AI(人工知能)を活用したデータ分析で“ケガや病気を防ぐ”研究が進んでいる。背景にはセンシング技術の発展、生体情報や行動習慣を分析してリアルタイムに処理する技術の発展がある。ケガや病気を遠ざけることによって、健康寿命の延…
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身近になった配膳ロボット 飲食店スタッフ助ける「同僚」に
人手不足や労働環境改善など、飲食業界が長年抱える課題の解決策として期待される配膳ロボット。コロナ禍により非接触の観点から注目されたが、営業制限などの影響で導入を断念した店舗は少なくない。外食需要に回復の道筋が見え始めたこ…
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広がる共創DX 組織の枠を超えスケール拡大
社内の部署や企業の枠を超えて取り組む「共創DX(デジタルトランスフォーメーション)」。「巻き込み力」によって複数組織の力を結集し、スケールの大きなDXを実現する。3社の取り組みからそのポイントを明らかにする。
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葛飾北斎、歌川広重もDX 「デジタル文化財」で鑑賞体験一変
絵画や彫刻、建造物など、様々な文化財をデジタル化する取り組みが進んでいる。カメラやスキャナーの性能進化に伴い、デジタルデータによる複製品の品質も向上。VRの活用など、複製品だからこそ可能な鑑賞体験を提案する試みも広がって…
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「名製品」の復活サービス 愛着持つユーザーの心つかむ
かつての名製品を動かし続けられるようメーカーなどのレストア(復元)サービスなどが盛んだ。製品に強い愛着を持つユーザーは、他には代えられない価値を製品に感じている。どう応えているかを2社の事例から探る。
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杜氏の名人芸、指導役はAI 日本酒の救世主に
日本酒の伝統的な醸造技術を伝承しようと、人工知能(AI)の開発が進んでいる。近年は輸出が大幅に伸びてきた一方、国内の酒蔵は戦後のピークから6割近く減ってしまった。機械が媒介となり、杜氏(とうじ)の技を若い蔵人につなげる試…
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加速する建設DX AIで水道管の劣化予測も
建設分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいる。AI(人工知能)を活用した水道管の劣化予測など新たな挑戦も相次ぐ。注目すべき最新の建設DXの動きを追った。
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「尻尾」や「第3の腕」も 人間拡張で身体・認知の限界突破
身体機能だけでなく認知機能も補完・向上させる人間拡張技術の利用領域が広がっている。遠隔操作により障害者の活動領域が広がり、アンケートでクローンの活用もできるようになった。コロナ禍で誰もが自由に移動できなくなったことも背景…