シリーズ
テックトレンド

-
自動車は快適な「部屋」になる
自動車技術者向け専門誌、日経Automotiveが2040年のクルマの「車内」を予測。表示デバイスは「透明ディスプレー」「ホログラム」となり、役割も大きく変わる。音声認識技術も向上する結果、乗る人の「空気を読む」自動運転…
-
人間のパソコン操作を「再現」
人間がパソコンでこなす事務作業を、ソフトウエアに代行させる「RPA」。「教え込んだ作業手順を再現する」という単純な仕組みだが、ここ数年で脚光を浴びるようになった。人口減少社会における新たな「労働力」として、日本企業の救世…
-
苦痛な作業はロボットにお任せ
建設現場を最先端の工場へ──。施工の自動化は建設業界が何十年も前から抱いてきた夢。建設会社は深刻な人手不足の時代に備え、長年の夢の実現に取り組み始めた。単純作業や苦痛な作業を職人に代わってこなすロボットを現場に導入。普及…
-
水道管と用水路が「発電所」に
水道管など様々な水路を流れる水を活用する「マイクロ水力発電」の導入が増えている。エアコンやベアリングで培った技術を生かして機器の小型化が進展、設置コストが安くなった。見捨てられていたエネルギーを無駄なく使うには、水利権な…
-
プロの投資手法を初心者に
年齢や目標金額などを入力すれば、自動的に株式などを運用する「ロボアドバイザー」が相次ぎ登場。AI(人工知能)を使って利用者の性格なども分析し、より個別化された運用アドバイスの研究が進む。富裕層をサポートするプライベートバ…
-
水産業のIoT
漁業分野でIoT(モノのインターネット)の活用が着実に広がっている。養殖魚の生育状況を遠隔地からリアルタイムに把握し、漁師の働き方も効率化できる。環境負荷の低減だけでなく、水産資源の維持にもつながると期待されている。
-
地域巻き込む「稼ぐスタジアム」
東京五輪を2年後に控え、スタジアムやアリーナを核とした街づくりが全国で広がっている。ハコモノから脱却し、試合のない日でも来場者を魅了する「稼ぐスタジアム」の姿とは。スポーツ先進国の米国では、最新技術を駆使して「観る」体験…
-
操作も認証も「耳」が主役に
イヤホンが音楽を聴くための道具から、超小型コンピューターに進化し始めた。複数のセンサーを駆使してスマホを操り、装着している人物を認証して決済にも使う。同時通訳の実現も間近。イヤホン無しでは生きられない世界も現実味を帯びて…
-
理想の歯磨きを自動で再現
センサーを搭載し、スマホアプリを見ながら使う「スマート歯ブラシ」が広がっている。歯の状態や磨き方の癖に応じた正しい歯磨きを自宅で再現できるメリットがある。クラウドで歯科医院とつながるサービスは、疾患予防や医療費削減の可能…
-
重症度や症状に応じて使い分け
日本人の3人に1人が悩んでいる花粉症に対して、様々な治療薬が登場している。副作用を抑えつつも効き目が鋭い新薬の種類が増え、根治を目指す治療法も普及してきた。花粉症の診療ガイドラインや専門医の話から、花粉症治療の最新動向を…
-
200kmの剛速球も夢じゃない
野球選手の育成や、野球の楽しみ方にIT(情報技術)を活用する動きが広がっている。センサーで投球データを詳細に分析できるボールや、人間の能力を拡張する技術が登場。野球人口の減少を食い止め、少年少女を引きつける魅力を発信でき…
-
月面基地、カギは「地産地消」
人類が月面に到達したのは1969年。それから約半世紀が経過し、新たなレースが始まった。各国が掲げる次の目標は月面に「基地」を建設し、火星などへの足がかりにすることだ。地上で培った技術を応用することで企業の参入を促し、低コ…
-
人事業務を人工知能で効率化
新しい人材の採用や従業員のパフォーマンス管理など、人事の業務は手間がかかる。ITを駆使してヒューマンリソース(人材)業務を効率化する「HRテック」の需要が高まっている。最近ではAI(人工知能)を活用して、適材適所の人材配…
-
ディスプレーを「再発明」する
画素の一つひとつを微小なLEDに置き換えたマイクロLEDがディスプレーを一変させる。鮮明な映像を壁や机に表示したり、目の前の空間に浮かべたりできる。「ディスプレー=映像を表示するパネル」という“常識”は過去のものになる。
-
AIがAIを「だまして」進化
実在するセレブzの写真を基に「存在しそうなセレブ」の画像を大量に作り出す──。米半導体大手エヌビディアがユーチューブで公開した動画が、注目を集めている。AI(人工知能)の新技術である「敵対的生成ネットワーク(GAN)」の…
-
再生エネが生む「ゴミ」を分別
国内で急増した太陽光パネルが近い将来、大量のゴミに変わる。埋め立て時に問題となる有害物質を除去するには、リサイクル技術の確立が急務だ。パネルを構成する「ガラス」と「発電素子」を分離する手法で、各社が工夫を凝らしている。
-
タッチ操作で「レジ待ち」短縮
コンビニエンスストア大手3社が一斉にPOS(販売時点情報管理)レジを刷新する。大画面化などでスタッフの使い勝手を向上させて、人手不足を乗り切る狙いがある。一方、ボタンの配置や決済対応などで各社の戦略の違いが浮き彫りとなっ…
-
微生物でゴミを「都市油田」に
エタノールを微生物で生産する「バイオリファイナリー」技術を積水化学工業が確立した。原料となるゴミを一切分別せずにエタノールに変換でき、「都市」のゴミは「油田」に変わる。2019年度から実用プラントの稼働を計画しており、原…
-
機械が「見る」新次元の地図
自動運転の基盤となる高精度の「3次元地図」の整備が急ピッチで進む。ステレオカメラとLiDAR、GPSなどを組み合わせ、誤差は10cm以内にまで縮まった。今号から始まる新連載では、テクノロジーが社会にもたらす「トレンド」を…