商品を手に取ったことが自動的に認識され、レジに並ばなくても精算が完了する。そんな未来型店舗の開発が、日本でも既に実証段階を迎えている。同様の取り組みは米アマゾンが先行したが、国内企業も追い上げを急いでいる。
「本家」アマゾン・ゴー
小腹がすいたなあ、けれど、もうすぐ次の電車が来てしまう……。それでも慌てることはない。パンにチョコレート、そしてペットボトル飲料。複数の商品を持って店舗出口のゲートに近づくと、ディスプレーに購入品目と合計金額が表示される。さっと確認したら、あとはICカードをかざすだけ。すぐに精算が完了してゲートが開く。レジに並んで会計の順番を待つ必要はない。そもそも、レジが存在しない。
今年10月、そんな店舗がJR赤羽駅(東京・北)の5・6番線ホームに登場した。金融機関向けのシステムコンサルティングを手掛けるサインポスト(東京・中央)が開発し、JR東日本と組んで12月中旬までの期間限定で開いた無人決済の実験店だ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り2551文字 / 全文2989文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「テクノトレンド」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?