人間の感情や嗜好をくみ取って対話する「コミュニケーションロボット」が相次ぎ登場している。AIを駆使して一人ひとり別々の話題を展開するほか、“空気”を読んで表情すら変える。介護施設で話し相手となったり、東京五輪で道案内をしたりと活躍の場が増えそうだ。

ユニボ [ユニロボット]
● 「ドラえもん」のようなロボットを目指す
(イラスト=Iconicbestiary / Freepik)

 「おなかがすいたな。今日は何を食べようかな?」と声を掛けると、話し手の好みや体調を配慮して「今晩はさっぱりとしたうどんはどうですか」と答えてくれる。これは新婚家庭の一幕ではない。話し相手はユニロボット(東京・渋谷)の「ユニボ」。人間に寄り添い、おしゃべり相手になる「コミュニケーションロボット」の代表選手だ。

 ユニボの身長は32cmで体重は2.5kg。テーブルの上に置いて会話するのにちょうどいいサイズだ。顔部分には液晶画面を搭載し、様々な表情を映し出す。最大の特徴は、相手の嗜好や感情を読み取って会話を続けられる点だ。ユニロボットの前田佐知夫CTO(最高技術責任者)は「アニメの『ドラえもん』のように人間と自然な対話をすることを目指している」と言う。