ドイツのフラウンホーファー研究機構は72の研究所で構成される応用研究機関だ。注目度は高く、米国シリコンバレーと並び定期的に訪問する日本企業もある。基礎研究と応用のイノベーションギャップを埋める実態に迫る。

「半官半民」で運用
民間企業の委託研究に力を注ぐ
「半官半民」で運用<br/>民間企業の委託研究に力を注ぐ
ドイツにあり、欧州最大の応用研究機関とされている。民間企業や公営企業に直接役立ち、広く社会の利益になる応用研究の実施を目指している。日本企業からの視察も多い(写真=日経ものづくり)

 欧州最大の応用研究機関とされるドイツのフラウンホーファー研究機構(以下、フラウンホーファー)。年間予算23億ユーロ、約2万5000人のスタッフを抱える巨大な組織だ。

 最大の特徴は産業界の具体的なニーズに応えられる研究力だ。民間企業からの委託研究、産業ニーズ主導の研究に力を入れており、「半官半民」といわれる運用によってドイツの産業界の強さの一翼を担う。

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