ものづくり企業にとって取り組んでいて当然のキーワードになったIoT。思うような効果が出ないと悩む企業も多いが、原因はIoTの捉え方にある。先行する欧米企業はデータを起点とした業務プロセスの確立を着々と進行させている。

 欧米企業はIoTについて、データの収集・分析だけにとどまらず、データをさまざまな形で回す「データ活用のループ」を確立することに力を注ぐ。中心にあるのは、実際のモノや出来事をデジタルに再現する「デジタルツイン」。IoTは、デジタルツインを充実させるための手段という位置付けにある。

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