自動車技術者向け専門誌、日経Automotiveが2040年のクルマの「車内」を予測。表示デバイスは「透明ディスプレー」「ホログラム」となり、役割も大きく変わる。音声認識技術も向上する結果、乗る人の「空気を読む」自動運転やコンテンツ表示もできるかもしれない。

 自動運転の実現で運転という“苦痛”から解放されれば、空いた時間をどう有効に使えるかを人々は考えるようになる──。独フォルクスワーゲン(VW)が実施した消費者調査では、「遊ぶことと仕事、そして眠るという3つの期待が特に大きかった」(同社のヘルゲ・ノイナー氏)という。

 自動車メーカー各社が来るべき車内空間のあり方をめぐって思案を始めた。ある部品メーカーの技術担当マネジャーは「(車載機器を減らした)よりシンプルでより広い車内空間を実現したいという自動車メーカーからの要望が大きくなっている」と明かす。

情報の出入り口が進化

 車内空間で今後、重要な役割を担うのがHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)とシートだ。