イヤホンが音楽を聴くための道具から、超小型コンピューターに進化し始めた。複数のセンサーを駆使してスマホを操り、装着している人物を認証して決済にも使う。同時通訳の実現も間近。イヤホン無しでは生きられない世界も現実味を帯びてきた。
「この曲はもう飽きたな。次の曲にしよう」。スマートフォンで音楽を聴きながら、首を右にさっと振る。すると、要望通り次の曲が再生された──。ソニーモバイルコミュニケーションズのイヤホン「Xperia Ear(エクスペリア イヤー)」を装着すれば、「声」と「首の動き」を使ってスマホを操作できるようになる。
指で簡単に操れることでスマホは爆発的に普及した。だが「手が塞がる」「視野が狭くなる」といったデメリットもあり、「歩きスマホ」は社会問題となった。そこで脚光を浴びているのが、様々なセンサーを内蔵した「スマートイヤホン」だ。
Xperia Earのイメージは、耳に入れて持ち歩ける「AIスピーカー」だ。価格は約2万円と、一般的なイヤホンと比べてかなり高いが、これまでにない機能を数多く備えている。
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