野球選手の育成や、野球の楽しみ方にIT(情報技術)を活用する動きが広がっている。センサーで投球データを詳細に分析できるボールや、人間の能力を拡張する技術が登場。野球人口の減少を食い止め、少年少女を引きつける魅力を発信できるか。

3月30日の開幕に向け、熱気が高まるプロ野球。160kmを超える剛速球と場外に消えるホームラン。米大リーグに挑戦する大谷翔平選手のように、一流選手たちのプレーは多くの観客を魅了する。その技をIT(情報技術)でさらに高める取り組みが始まっている。
アクロディア
回転数 | 投球期間のボールはどのぐらい回転しているか |
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回転軸 | ボールが水平面に対し、どの角度で回転しているか |
球速 | 投球期間にどのぐらいのスピードが出ているか |
球種 | ストレート、変化球などどのような球種を投げたか |
変化量 | ボールが上下左右にどのぐらい変化しているか |
![]() (写真=竹井 俊晴)
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ボールを投げることで収集した各種データをスマートフォンに自動送信。専用アプリで簡単に測定結果を確認し、ピッチングの改良に生かせる。巨人で活躍した中村稔氏(写真右)の指導にも熱が入る

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