国内で急増した太陽光パネルが近い将来、大量のゴミに変わる。埋め立て時に問題となる有害物質を除去するには、リサイクル技術の確立が急務だ。パネルを構成する「ガラス」と「発電素子」を分離する手法で、各社が工夫を凝らしている。

 「2039年に排出される使用済み太陽光パネルの量は20年の276倍、77万5085トンに膨れ上がる」──。

廃棄される太陽光パネルは激増する
●寿命25年の場合の排出見込み量(環境省)
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使用済みパネルは現時点では、埋め立て処理されるケースが大半だという(写真=アフロ)

 地球に優しいはずの太陽光発電の“負”の側面が徐々に明らかになってきた。一般的なパネルの寿命は25年程度とされ、ゴミ処理問題が避けて通れないからだ。環境省によると、30年代半ばから排出量が急増。全量埋め立て処分する場合、40年ごろには有害物質を含んだ産業廃棄物を埋め立てる最終処分場の6%を占めるようになるという。

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