コンビニエンスストア大手3社が一斉にPOS(販売時点情報管理)レジを刷新する。大画面化などでスタッフの使い勝手を向上させて、人手不足を乗り切る狙いがある。一方、ボタンの配置や決済対応などで各社の戦略の違いが浮き彫りとなった。

 最大手のセブン-イレブン・ジャパンは2018年3月末までに、全国約2万店で「第7次POSレジスター」4万5000台を導入する。レジの刷新は11年ぶり。投資額は店頭作業用の端末など周辺システムと合わせて約520億円という。新レジは従来と同じく東芝テック製で、OSはWindows 10を採用した。

改正割賦販売法にいち早く対応
●セブン-イレブン・ジャパンの新型POSレジ
改正割賦販売法にいち早く対応<br />●セブン-イレブン・ジャパンの新型POSレジ

 少子高齢化により、若いアルバイトスタッフを確保しにくくなっているのはコンビニ業界共通の課題だ。レジの使い勝手を向上させ、離職を防ぐことが刷新の大きな狙いになっている。

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