日野原重明氏、104歳。車イスでさっそうと全国を飛び回り、新老人が生き生きと暮らす「新しい日本」を創ろうとしている。挑戦し続ける力はどこから来るのか? これからの人生を朗らかに生き、働くためのバイブル。雑誌『日経ビジネス』の連載として2015年に掲載された。
シリーズ
日野原重明の「生き方教室」

完結
5回
-
疲れたなどと言っている暇はないのです
104歳になっても全国を飛び回る日野原重明氏は、いったいどんな生活を送っているのか。東京・世田谷の自宅を訪ね、その暮らしぶりをのぞいてみよう。
-
健康は自分で守る。医師に頼りきりではいけません
戦後間もない1947年、日本の医療事情は劣悪で、病院も医師も薬も、すべてが不足していた。日本人の平均寿命は男性50.1歳、女性54.0歳だった。そんな時代にいち早く、「病気を治す」ことではなく「病気にならないこと」に注目…
-
日本の憲法と聖書には同じ精神が流れています
日野原重明氏は70年前の8月15日、聖路加国際病院のチャペルで玉音放送を聞いた。大学の時に大病を患ったため、徴兵はされず、東京で内科医として働いていた。33歳の夏だった。
-
「よど号事件」で生き方が変わりました
「医者の世界は箱根を越えたら東大閥だ。京大卒の君が行っても苦労するだけだぞ」京都大学医学部を卒業してから4年間、京都で研修を受けたり、大学院で心臓病学の研究をしたりしていた日野原重明氏は1941年、制止する周囲を振り切っ…
-
「シニア」は75歳から、74歳は「ジュニア」です
「私は疲労というものを感じたことがないのです」104歳の現役医師、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏は、今日も元気に講演のために全国を飛び回っている。
おすすめのシリーズ
-
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
-
徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
-
クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
-
不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
-
菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
-
1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
-
10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
-
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
-
ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
-
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
-
グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
-
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
-
ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
-
テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
-
70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回