近藤恵介(こんどう・けいすけ)
経済産業研究所 研究員
2014年神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士号(経済学)取得。専門は空間経済学など。神戸大学経済経営研究所ジュニアリサーチフェローも兼務。

(写真=陶山 勉)

 安倍晋三首相は9月26日の臨時国会の所信表明演説で、「未来」という言葉を何度も強調した。日本の未来を切り開くために必要なのが地方創生だ。それをどのように達成するかは、政府だけでなく国民にも問われている。

 「東京一極集中を是正すべきだ」。地方創生を巡っては、こうした論調が根強い。では、東京への一極集中を是正することが、地域経済活性化の起爆剤となるのだろうか。

 本稿では、筆者が専門とする空間経済学の視点から、日本経済における都市と地域の関係を見直し、日本の未来を切り開くための私見を述べたい。