
みずほ総合研究所主任エコノミスト
2006年東京大学経済学部卒業、みずほ総合研究所入社。07年内閣府に出向し、経済財政の分析を担当。09年よりみずほ総研経済調査部。
北朝鮮を巡る情勢が緊迫度を増している中、筆者はリスクを定量的に示す「北朝鮮リスク指数」を考案した。
リスクを定量化する手法としては、株のオプション取引価格から予想変動率を指数化したVIX(恐怖指数)が一般的だ。ただ、VIXではトレーダーの思惑しか反映できない。一般市民の感覚に近づけるため、新聞記事の件数を基に指数を定義した。米スタンフォード大学の教授らが開発した「経済政策不確実性指数」の手法を応用した。
全国紙に「北朝鮮」「安全保障」「核」「ミサイル」「不透明」「リスク」などのキーワードを含む記事が何件載ったのかを集計し、補正をかけて数値化した(下部グラフ参照)。
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