藤田 薫(ふじた・かおる)
フィデリティ投信 シニア・マネージャー
1980年生まれ。2005年東京女子大学文理学部卒、フィデリティ投信入社。市場分析やファンドの商品戦略・組成関連業務を担う。ロンドン駐在を経て2016年3月より現職。

 6月の国民投票で英国の欧州連合(EU)からの離脱が決まった。直後の衝撃からは一服したが、世界の政治経済に悪影響を及ぼすとの懸念から、金融市場は不安定な状況が続くだろう。

ノルウェー政府年金基金やGPIFなど世界の年金も米国REITに投資する(写真=ロイター/アフロ)

 そうした中で、世界の投資家から注目を集めているのが米国のREIT(不動産投資信託)だ。REITとは複数の投資家から資金を集め、オフィスビルや商業施設など様々な種類の不動産を取得し、管理・運用する投資信託。保有する不動産の賃貸収入や、物件を売却した際の収益を投資家に分配する。

 不動産に直接投資する場合、投資家は物件を一棟丸ごと購入することが多く、数千万~数億円の資金が必要だ。REITは他の投資家と共同で購入するため少ない場合は数万円程度を用意すればよい。複数の物件に投資もできる。