若年単身層が減少しているにもかかわらず、賃貸ワンルームの着工戸数が高水準で推移している。供給過剰が続けば空き室率が高まり、貸家オーナーと地域社会に負の影響をもたらす。

日本総合研究所
調査部
副主任研究員
貸家の着工戸数は2014年後半に増加に転じてから、16年後半には消費税率引き上げ前の駆け込み期を上回り、高水準で推移している。けん引役は床面積が30m²以下の狭小貸家で、いわゆる単身者向けの賃貸ワンルーム(賃貸マンション・アパート)だ。
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