企業経営
山崎 良兵
やまざき・りょうへい
本誌副編集長。ニューヨーク支局、日本経済新聞社証券部などを経て現職。製造業を担当。

世界で開発競争が加速する自動運転車。ドイツ勢や米テスラがリードする中、日本勢も本腰を入れつつある。産業構造を激変させる自動運転車を開発するには覚悟が問われる。

 「自動運転では、配車アプリの米ウーバーも自動車メーカーのライバルになる。変化に対応できないと自動車産業でリーダーシップを維持できない」。こう強調するのは独フォルクスワーゲン(VW)グループで自動運転の責任者を務めるヘルゲ・ノイナー博士だ。

 VWグループでは、独アウディが7月、世界で初めて一定の条件下でクルマが主体となって運転する「レベル3」と呼ばれる自動運転を実現する新型車「A8」を発表。世界に衝撃を与えた。

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