東芝は10月下旬、白色LED事業の終息を表明した(LED照明事業は継続)。様々な事業の売却が相次ぐ動乱期の中で目立たなかったが、ここに日本の電機メーカー衰退の一因が隠れている。国内のLED(発光ダイオード)販売は拡大を続け、今や、照明器具市場におけるLEDの比率は、金額ベースで40%台に達した。2020年には金額ベースで60%、数量ベースでは70%に上ると予測されている(富士経済)。
【変更履歴】記事の見出しと本文中で「LED照明事業からの撤退」としておりましたが、正しくは「白色LED事業の終息」です。東芝が発表したディスクリート(単機能)半導体の構造改革の中で終息を発表したのは発光素子である白色LEDの事業であり、LED照明事業は継続しています。また「リストラ費用は200億円」も白色LED事業に関するものでした。お詫びして訂正致します。本文は訂正済みです。

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