
田村 賢司
たむら・けんじ
北朝鮮によるミサイル発射が止まらない。最前線に立つ韓国には、戦争の脅威だけではない「重荷」がのしかかる。対北戦略のかじ取りが、経済の低迷をもたらしかねないのだ。
「(北朝鮮の攻撃などに備えて)最近も職場で避難訓練があったけど、慣れっこになっているせいか、あまり切迫感はないね」
ソウル市中心部で働く40代の男性は苦笑する。北朝鮮が8月29日、弾道ミサイルを発射し、北海道上空を通過させた直後も、韓国は意外なほどに平静だった。「ソウルを一気に占領する」と金正恩(キム・ジョンウン)委員長が威嚇しても、「結局いつも大事には至っていない」(30代の自営業女性)。
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