企業文化
山崎 良兵
やまざき・りょうへい
本誌副編集長。ニューヨーク支局、日本経済新聞社証券部などを経て現職。

日本大学アメリカンフットボール部の危険タックル問題。上からの指示であれば、間違ったことでも実行する「体育会体質」が問われている。多くの日本企業にも同様の問題が潜んでいる。

 「私自身が『やらない』という判断ができずに(監督やコーチの)指示に従って反則行為をしたことが原因であり、その結果、相手選手に卑劣な行為でけがを負わせてしまった」。5月下旬の記者会見で日大アメフト部の選手は声を震わせながら、こう語った。

 無防備な状態の関西学院大学の主力選手に背後からタックルし、3週間のケガを負わせた。

 「できませんでしたじゃ済まされないぞ。分かっているな」。そんな指示を受けて、相手選手にケガをさせる可能性を認識しながら実行したという。