企業経営
山崎 良兵
やまざき・りょうへい
本誌副編集長。ニューヨーク支局、日本経済新聞社証券部などを経て現職。製造業を担当。

ベンチャー経営者の2大巨頭が宇宙で激しい火花を散らしている。両者とも再利用可能なロケットの開発に成功。宇宙開発でイノベーションを起こそうとする狙いはどこにあるのか。

 EV(電気自動車)メーカー、米テスラCEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏のもう一つの顔が宇宙開発ベンチャー、米スペースXのCEOだ。

 1月7日、スペースXは米政府の依頼を受け、同社の宇宙ロケット「ファルコン9」で、人工衛星とみられる物体を打ち上げた。「Zuma」と呼ばれる極秘ミッションで、何を打ち上げたかは非公表。米政府がスペースXに重要なミッションを任せるのは、ロケットの信頼性が高いからだ。スペースXは2017年だけで宇宙ロケットを18回打ち上げ、そのすべてを成功させた。