仏ルノー、三菱自動車と強固な協業関係を結ぶ日産自動車。規模のメリットを生かし、コスト競争力を磨いてきた。そして、今、開発の軸足を次世代モビリティーの実現に移す。2022年までに3社で送り出すEVは12車種。その要が最先端技術を惜しみなく投入した新型「リーフ」である。開発現場ではすでに協業プロジェクトが動き出していた。

2017年9月初旬の発表会では、「プロパイロット パーキング」体験スペースを設けた

 2017年夏、新型リーフの発売が目前に迫った頃、自動運転技術「プロパイロット」を開発するチームは、日産自動車栃木工場(栃木県上三川町)のテストコースにいた。

 「まずは1回、試してみますね」

 そういってリーフに乗り込んだのは、車両商品性実験グループの担当者。開発車の乗り心地や使い勝手などを「顧客目線」で最終チェックする部門だ。

 この日、実験グループでは、プロパイロットの中でも特に新型リーフの目玉となる自動駐車システム「プロパイロット パーキング」をチェックすることになっていた。