DMG森精機の森雅彦社長の経営教室、最終回は「標準化」がテーマ。文化的な多様性を強みにする一方で、製品だけでなく顧客提案や組織まで標準化を進める。矛盾するように見えるが、「標準化が強さの源泉になる」と話す。その狙いは。

森 雅彦[もり・まさひこ]

(写真=的野 弘路)
(写真=的野 弘路)
1961年生まれ。80年私立東大寺学園高等学校卒業。1年間の浪人生活を経て、81年京都大学工学部入学。85年に京都大学を卒業し、伊藤忠商事に入社。大阪本社で繊維機械の営業を担当し、8年間働く。93年に伊藤忠商事を退社し、森精機製作所(現DMG森精機)に入社。94年取締役、99年に父の後を継ぎ、3代目社長に就任。同業の買収などを手掛け、2009年には独ギルデマイスターと資本業務提携を締結し、15年には独側を子会社化。DMG森精機の社長として手腕を振るう。

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