鳥貴族・大倉忠司社長の経営教室「反骨のリーダー」。今回は、成長を支えた「値付け」の極意に迫る。28年続けた「280円均一」という価格が意味するもの、そして昨年「298円」へと値上げした真相を明かす。「適正価格」こそが企業繁栄の要諦と説く大倉流の「価格決定理論」を解説する。

大倉忠司[おおくら・ただし]

(写真=的野 弘路)
1960年2月大阪で町工場を営む両親の下に生まれる。高校生時代のビアガーデンのアルバイトがきっかけで、飲食店経営を目指す。79年に調理師専門学校を卒業し、イタリアンレストランに就職。82年に地元の焼鳥店に転職。85年に25歳で独立し、鳥貴族を創業する。86年に鳥貴族の前身のイターナルサービス(永遠の奉仕)を設立。2003年に大阪・道頓堀に出店し人気に火がつく。16年に東証1部に上場し、国内2000店舗を目標に掲げ快進撃を続ける。

鳥貴族は「280円均一」で人気を博しました。どんな考え方で値付けをしたのですか?