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前回までのあらすじ

 スーパーマーケット、フジタヨーシュウ堂専務の大木将史は、周囲が反対する中、全米最大手のコンビニエンスストアチェーン、サウスカントリー社との交渉を成立させた。戦後、フジタヨーシュウ堂を成長させた社長の藤田俊雄はコンビニ事業は将史に任せることを決意する。日本の小型店舗の経営者の中には将来への危機感から、コンビニエンスストアに期待を抱く者もいた。

3

 「チャーリーズと較べてちょっと待遇、悪すぎませんか?」

 水沢が愚痴った。

 チャーリーズジャパンは、フジタヨーシュウ堂本社ビル7階に2室分のスペースを確保しているが、アーリーバードジャパンは、同じ7階のその隣に椅子と机を並べただけの、たった7坪の執務スペースだ。

 「余計な不満は口にするな。その代わり社長からは好きにやっていいとお墨付きを頂いたからな。君子は道を憂えて貧を憂えず、だ」