米国で偶然、コンビニエンスストアを知った大木将史は、これこそフジタヨーシュウ堂が取り組むべき新しい事業だと確信する。だが、社長の藤田俊雄の説得を試みても、俊雄は生来の慎重な姿勢を崩さず、時期尚早ではないか、もっといろいろな人の意見を聞くように、と将史を諭す。そんな中、将史に1本の電話がかかってくる。スーパーサカエを率いる、仲村力也からの電話だった。
2
「こんなとこまで呼び出してすまんなぁ」
仲村は、人懐っこい笑顔だ。
将史は仲村に呼び出され、目黒にあるスーパーサカエの店舗に来ていた。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り5420文字 / 全文5777文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題
日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題
Powered by リゾーム?