男性用化粧品で圧倒的なブランド力を持つマンダムが女性用化粧品で存在感を発揮し始めた。大手に比べ企業規模は一桁落ち。限られた経営資源を生かし、常識やタブーの逆をいく製品開発を徹底している。女性事業を軸に海外を伸ばし、出遅れたインバウンドでも巻き返す青写真は思惑通りに進むだろうか。

マーケティング部門は女性の比率が高まっている(東京・港)(写真=陶山 勉)

 「帰宅してすぐのメーク落としに愛用している」「とにかく楽。肌荒れや乾燥もなく、化粧水の効果もある」──。女性からこんな口コミを集めているのは男性化粧品大手、マンダムのスキンケアブランド「ビフェスタ」だ。

 メーク落としは洗顔料で顔をこすって水で洗い流すのが一般的。ビフェスタの「クレンジングローション」は液体をコットンに染み込ませ、拭き取るように化粧を落とすという全く異なる発想だ。水を使わず手軽に済むため、仕事で多忙な女性の支持を集めた。

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