様々なデータを分析するデータサイエンティストと呼ばれる専門家が活躍する場が広がっている。だが、専門性が高いが故に人材の不足感は強い。ならば、彼らの仕事を自動化するのも手。そんな発想から独自のソフトウエアを開発した。データ時代を支える革命児として、急成長を遂げようとしている。

<span class="fontBold">データロボットを創業したジェレミー・アシンCEO(最高経営責任者)</span>
データロボットを創業したジェレミー・アシンCEO(最高経営責任者)

 デジタルデータが価値を生む時代。製造業からサービス業まであらゆる業種で大量のデータを分析するニーズが高まる。だが、的確に分析できなければ、せっかくのデータも宝の持ち腐れ。専門の知識とスキルを持つ人材が欠かせない。その役割を担うのが米誌ハーバード・ビジネス・レビューが「21世紀で最もセクシーな職業」と称したデータサイエンティストだ。

 日本でも多くの企業が人材獲得や育成に走る。トヨタ自動車は5月、自動運転時代を見据えて多数のデータサイエンティストを抱えるベンチャー企業と提携。日立製作所はIoT(モノのインターネット)サービスの強化を狙ってデータサイエンティストを2021年度までに3000人に増やす方針だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り3780文字 / 全文文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題