米配車サービス大手のウーバーテクノロジーズから東南アジア事業を買収すると3月に発表。その名を世界に知らしめた。手掛けるのはタクシーや自家用車の配車サービスにとどまらない。シェア自転車から飲食店の宅配まで幅広い。自前の決済インフラを核に事業領域を広げる姿は中国のEC(電子商取引)最大手、アリババ集団と重なる。

中国で爆発的に広がったスマートフォン(スマホ)を利用した自転車シェアリングサービスが、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場に侵食する。この地でけん引するのは、タクシーの配車サービスを展開するシンガポールのグラブ。3月9日、事業参入を発表した。
スマホ上の専用アプリを開けば、利用者の近くにある空いている自転車を地図上で表示。自転車に貼り付けられたQRコードにスマホをかざして個人認証が完了すると、自転車のロックが解錠される。決済もスマホ上で済ませられ、乗り捨ても可能だ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り5575文字 / 全文文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
Powered by リゾーム?