オープンイノベーションの「使い手」として知られ、15年連続で増収増益を続ける。“コミュニティー”との巧みな連携でリナックスや他のオープンソースソフトウエアを商用化させている。限られた経営資源で顧客を増やす背景には、組織の透明性や実力主義など独特のカルチャーがある。
製品の原材料は誰でも手に入れられる無料素材。開発では社員だけでなく他社のリソースを徹底活用する。それで業績は15年連続の増収増益だ。
そんな都合のいい会社などあるはずがない──。そう思うかもしれないが、米国に実在する。無料のOS(基本ソフト)、リナックスの関連サービスを提供している米レッドハットである。
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