シリーズ
テクノスコープ

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低燃費で排ガスも少なく
海運業界に新たな高波が押し寄せる。現行より格段に厳しい排ガス規制が導入されるからだ。最先端の排ガス浄化装置や燃料の転換でNOxやSOxの排出を大幅に減らす。環境の専門ビジネス誌「日経エコロジー」がエコシップの最新動向を解…
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動きを補助し力仕事を楽に
装着して一体となり、人間の動きを補助するパワーアシストスーツ。ベンチャーを中心に研究開発が進み、いよいよ製品化が始まった。作業者の高齢化や人手不足で悩む重作業現場での導入が期待されている。
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人を識別して個別に送風
家族が集まるリビングでは、温度設定で意見がぶつかることも多い。家電メーカーはそんな不満を解決しようと「1台のエアコンで複数の風を生み出す」技術を開発。AI(人工知能)を活用することで、個人を識別してその人に適した風を送る…
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海に浮かぶ巨大風車
東日本大震災以降、強い風が吹く沖合での風力発電に期待が集まっている。巨大な風車をいかに海面に浮かせるかに企業は知恵を絞る。造船や建設の技術は発電コストの低減に生きそうだ。
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ロボット自らが地図を作る
人件費の上昇が著しい中国で、飲食店向きの配膳ロボットが既に活躍している。完璧さを求める日本企業と異なり、機能やデザインも割り切って導入している。日本の電通大の技術を取り入れ、自己位置の特定技術も実装した新世代ロボットも登…
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疲労を改善、空気の浄化も
古くから人々が親しんできた「香り」は、数十万種類あると言われている。研究が進んだことで、疲労抑制や空気の浄化などにも効果があることが解明されてきた。効能の表示など、今後は製品化に向けた課題も注目されることになりそうだ。
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臭いのもとから根こそぎ取る
高齢者介護の現場では、排泄に伴う尿臭や便臭がしばしば問題になる。別の香りでごまかさず、臭いの原因を絶つ技術が開発されている。カーペットに付着した臭いを洗い落とせる家電も、今春登場する予定だ。
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分電盤で家電の動きを捕捉
住宅内の家電がいつどのように使われているか、簡易な装置で把握する。家電にはそれぞれ特徴的な電流の流れがある。これを手がかりに稼働状況を割り出す。宅配業者から保険会社まで、多くの企業がその情報を活用しようと動き出した。
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落とし穴を見逃さない
水道管の破損は道路陥没の原因になりやすい。その発生件数は年間3000件超。2016年の熊本地震では、地中に発生した空洞が被災認定を受けた。陥没につながる地表近くの空洞を効率的に発見する技術が相次ぎ登場している。
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ビッグデータで最適値付け
需給によって変わるモノやサービスの価格決定に、ビッグデータが使われ始めた。客観的なデータを正しく分析すれば、高くても顧客が納得する価格がはじき出せる。IT専門誌「日経ビッグデータ」から、国内外の最新事例を紹介する。
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1時間「燃えない」木の柱
火事でも構造部分が焼け落ちないよう、複数の層で熱を食い止める。鉄筋コンクリート造や鉄骨造の多かった商業地域でも、木のぬくもりを実現できる。木造建築市場が活性化すれば、余っている国産木材の有効活用にもつながる。
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危険物、ゲートで即座に探知
2020年の東京五輪開催を控え、テロ対策強化が重要課題となっている。特に競技会場の入り口や、駅、空港など人の出入りが多い場所は重点的なチェックが必要だ。
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触り心地や形の嘘がホントに
普及が進むVR(仮想現実)をさらに進化させる研究が進んでいる。触覚や人間の脳の錯覚を利用し、実際のモノに触っている現実感をもたらすものだ。手術のシミュレーションや高齢者の生活補助、マーケティングなど応用は無限に広がる。
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電気・ガス不要の“究極の家”
2016年春、秋田県大仙市にエネルギーを自給自足する「佐戸の家」が完成した。地元の工務店、もるくす建築社を率いる佐藤欣裕代表の自宅だ。電気はもちろん、ガスも買わずに暖・冷房や給湯をまかなう。
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自動運転に必須の「目」
9月下旬の仏パリ。試乗車に乗った記者は、自動運転に「最も不利」な状況に遭遇した。
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転落防ぐ「棒」と「ロープ」
目の不自由な人が転落するなど、駅ホームでの人身事故が相次いでいる。安全で快適な鉄道網実現にはホームドアの普及促進が不可欠だ。重量や設置費用などの課題を乗り越えるべく、開発が急ピッチで進む。
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スマホアプリで不眠を治療
精神疾患だけでなく、高血圧症や糖尿病のリスクを高めることでも知られる睡眠障害。睡眠薬に頼ることの多かった治療が今、薬に頼らない方法に変わろうとしている。研究が進むのが、スマホアプリを使った治療や振動ベッド、眠りをいざなう…
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あたらないカキ、街育ちの魚
自然界から隔絶した環境で安全に魚介類を育てられる陸上養殖。生で食べても「あたらないカキ」や、消費地の近くで育成する「街育ちの魚」。新しい高付加価値の魚介類が生まれ、陸上養殖の普及を阻むコストの壁が崩れつつある。
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ミラーレス車が続々登場
カメラとディスプレーを用いた電子ミラーが解禁となり、自動車用ミラーが大変貌を遂げる。1980年代にフェンダーミラーからドアミラーに移行してクルマのデザインが大きく変わった。鏡のない「ミラーレス車」の登場は、自動車関連業界…
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最軽量金属、ポルシェも採用
実用金属の中でも最軽量のマグネシウム。自動車の燃費改善の切り札として期待がかかりながら、長らく日の目を見てこなかった。加工法や新たな合金の開発で、本格普及の道筋が見えつつある。