カメラとディスプレーを用いた電子ミラーが解禁となり、自動車用ミラーが大変貌を遂げる。1980年代にフェンダーミラーからドアミラーに移行してクルマのデザインが大きく変わった。鏡のない「ミラーレス車」の登場は、自動車関連業界に大きなインパクトを与える。

燃費が向上し視認性もアップ
●自動車用電子ミラーの主なメリット

1車両デザインの自由度が増す
2015年にレクサスブランドから発表したコンセプト車「LEXUS LFSA 」。カメラの位置は自由に決められるので外観は大きく変わる
独アウディのコンセプト車では、カメラで撮影した映像をドアトリムに 設置したディスプレーに表示していた
2夜間や雨天時などの視認性向上
トンネル内や夜間など暗い状況では、画像を処理することで明るい映像を表示して視 認性を高めることができる
既存のドアミラーでは、雨が降るとドアミラーの鏡面や窓ガラスに水滴が付いて視認 性が低下する。右写真は、仏ヴァレオの試作品の様子
3死角の低減
独BMWは広角カメ ラを利用。カメラは 小型なので、これま でドアミラー自身が 隠していた領域も目 視できるようになる
4空気抵抗を減らす
2013年に限定発売した独フォルク スワーゲンの「XL1」では電子ミラー を採用。空気抵抗を減らすため、カメ ラ部を流線形にして突き出しも数 cmに抑えた